レジン作品を制作する上で絶対しないこと
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レジン作品を制作する上で絶対しないこと
作家目線でのこだわりですが、
最終的には、作家ではないお客様が作品をご購入され、その後使用されることが大半だと思いますので、
作品の品質に対する不安が少しでも和らいでご安心頂けたらなと思います。
つまようじ、竹串は使わない
”木材は水分を含みやすい”素材なので、制作時に使うことはありません。
つまようじ、竹串に多くの水分が含まれている、というわけではないのですが、
明らかに濡れていなければ肌で触って確認なんて私にはできません。
なぜ、水分がいけないのか?
固める前のレジンと水の相性はとても悪く、
・硬化不良を起こしたり
・分離したり
・溶け出したり
・レジンの中で腐ったりします。
水分を多く含む”生花”や”果物などの食品”を入れるのも良くありません。
本当にあった怖い話
これは実体験ですが、レジンを始めたばかりの頃、ピンクのバラの生花をレジンの中に入れました。
出来上がった直後は生花の淡いピンク色がとても美しくて作品の出来に満足していたのですが、
2週間後、、、
みるみるうちにバラの花びらが茶色に変色、または真っ白に脱色していきました。
100個近く作ったパーツがすべてダメになり、2万円近くもご購入下さったお客様に急いで連絡を入れ
全額返金と、次回お買い物時に使えるクーポンをお渡ししました。
<Bifore After>
・左の写真は2021年6月に制作したもの
・右の写真は2022年1月現在の姿
↑ピンク色が鮮やかに、色がはっきりとピンクと分かりますね。 |
↑茶色?白?ピンクの色は見る影もない… |
↑1枚目の写真と同じパーツで、 背面にゴールドを使用していないバージョン。 |
↑レジンの色が透明なので、いかに脱色したかわかりますね。 |
↑撮影時、今使っている照明が無かったため全体的に温かい色味で、ピンクも鮮やか。上部はピンクのバラのドライフラワー。 下部分は生花を使用。 |
↑どちらも脱色はしていますが、注目すべきは やはり生花の色の脱色。 この時のドライフラワーも まだ水分が抜き切れてなかったのかな? と思うくらい色があせてますね。 |
↑上部分がピンクのバラの生花を使用したパーツ。 下部分はデルフィニウムのドライフラワー。 |
↑ん-、やはり生花のピンクはどこにも見当たりませんね; デルフィニウムのドライフラワーは今でも鮮やかです。 |
7ヶ月経ってこの比較写真。
先ほども言いましたが生花の脱色はわずか2週間で起こりました!
恐ろしや。。。
というか、私自身もめっちゃショック!(´;ω;`)
レジンの勉強なんて最初の頃はまだまだ未熟で、そもそも”レジンと水の相性が悪い”ことなんて全く知りませんでしたからね!(威張って言うことじゃない。笑)
私が水を毛嫌いする理由
お分かりいただけたでしょうか?(笑)
過去の痛い失敗が、水嫌いにさせました。
レジンと水の相性が悪いことは実体験で学びましたが、いずれ機会を作ってレジンと水をあえて混ぜた実験もしてみたいと思います。
関連情報
金属アレルギー対応レジンアクセサリー作家兼ハンドメイドコンサル
ハンドメイド作家として2021年に活動を開始し、
作家としての基盤を固めたのち、ハンドメイド作家向け
販売コンサルとして2022年より活動を開始。
現役作家として活動をしつつ、
コンサルとしても日々作家さんのためのお役立ち情報を発信。
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